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◆管弦楽作品◆    

<太古の水平線>を、WAVファイルで公開しました。
[2012年2月12日] 森さちや

 この「常設曲ギャラリーA」では、森さちや作曲の管弦楽の代表曲を4曲、
 全曲を通して聴けるようにしています。
 
 旋律の、生成・発展・収束の過程をお楽しみ下さい。


太古の水平線



【管弦楽組曲≪生命の海≫第1楽章】

―オーケストラ―

(5:49, 約59MB, WAVファイル)

作品集≪生命の海≫に収録


 悠久の時間と、遥か昔からの生命の連鎖に想いを寄せ、管弦楽曲を描き上げました。
 クラリネット・ソロとトランペット・ソロが活躍する、協奏曲風のオーケストラ曲です。
 生命の試練と躍動を表現しました。
 2005年12月作曲、変ロ長調。

 なお、管弦楽組曲≪生命の海≫の3つの楽章では、冒頭のテーマにどれも[C-B-A-G]の下降音列が含まれています[sea bag…海での収穫]。

 今から5億年ほど前、古生代カンブリア紀に、著しい生物の多様化・複雑化が進行し、海では、現在の海産無脊椎動物の原型がほぼ出揃ったようです。そればかりか、カナダのバージェス頁岩などの化石の証拠によると、現存する動物との類縁関係が不明な、アノマロカリスのような奇妙な動物も多種類出現したそうです。(S.J.グールドの著作など参照)

楽器編成:フルート、オーボエ、イングリッシュホルン、クラリネット2、ファゴット、ホルン2、トランペット、グロッケン、ベル、シンバル、ティンパニー、メゾ・ソプラノ、弦楽器群(ヴァイオリンT・U、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)。


夜明け



―オーケストラ―

(7:29, 約76MB, WAVファイル)

[2011年8月15日公開]

作品集≪光の花束≫に収録


 この作品は、夜明けの情景と、その情景変化に共振している人間の内面的変容―精神の目覚め・賦活化―を描いた曲です。

 夜明け前、闇は最も深く、体も凍えています。やがて、東の空がうっすらと色を帯び、体もゆっくりと解き放たれていきます。そして一筋の光がこの世界に差し込むと、木々も生き物も目覚め、活動が始まります。

 チェロによる夜の闇のメロディーから始まります。2分10秒頃から、鳥が囀り、夜が白み始めます。そして、4分30秒頃に「日の出」の瞬間が訪れ、日が昇り始めます。
 随所で、ホルンソロと木管楽器のソロが活躍します。

 19世紀ロマン派の標題音楽の系譜の曲を作ろうと試みました。2003年8月、長い梅雨明け後完成。ハ短調。

楽器編成:フルート2、オーボエ、イングリッシュホルン、クラリネット2、ファゴット2、ホルン2、トランペット2、トロンボーン2、グロッケン、シロフォン、ベル、スネア、シンバル、ティンパニー、ハープシコード、メゾ・ソプラノ、弦楽器群(ヴァイオリンT・U、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)。

 ※リスナーの声、K.H.様より
「≪光の花束≫の<Dawn>と、≪四季の余韻≫の全曲は、小生にとって欠かすことのできない生活必需品になっております」


冬の旅路



―オーケストラ―

(8:29, 約7.8MB, MP3ファイル)

作品集≪夢の国へ≫に収録


 連作の管弦楽組曲≪幻想の四季≫の第4楽章として作曲しました。
3管編成のフル・オーケストラ曲で、ラテン・パーカッションとハープが加わります。
 オーケストラの面白さ、華麗さを引き出せるような、チャイコフスキーを意識した、カラフルなオーケストレーションを試みました。メロディーラインは、モーツァルトの短調で速いテンポの曲を意識して、書いていきました。

 テーマはまず弦楽合奏で提示され、ついで、フルートとハープに引き継がれます。パーカッションを伴ったクラリネットソロの後、第1回目の小さなクライマックスが訪れ、再びテーマに戻ります。
 中間部(2:10頃〜)では、オーボエ、フルート、ヴァイオリン、クラリネットの順に、ソロの競演が展開され、トランペットと弦楽との掛け合いを経て、第2回目のフルオーケストラによるクライマックスに至ります。
 再びテーマが提示され、トランペットソロの後、第3回目のクライマックス(4:50頃〜)がやってきます。
 そして、旅路の果てに、“夢の世界”(5:20頃〜)にたどり着きます。
 最後のコーダ部では、管弦楽組曲≪幻想の四季≫の4つの楽章の冒頭テーマの音型を、1小節ずつ再現して、曲が閉じます。

 2008年2月作曲、二短調。

 構想では、曲の終り近くの“夢の世界”が先にでき、そこから逆算して、“旅路”の経路を構築していきました。


アンモナイトの夜



【管弦楽組曲≪生命の海≫第2楽章】

―オーケストラ―

(4:52, 約4.5MB, MP3ファイル)

作品集≪生命の海≫に収録


 造形の美しい化石として残っているアンモナイトをモチーフとして、管弦楽曲を創りました。
 中生代に繁栄して絶滅した海の動物への鎮魂曲です。
 冒頭のソロは、形状の類似性から、ホルンに託しました。
 中間部の、チェレスタソロにオーボエが重なっていくシーン(1:45〜2:35あたり)は、宇宙空間に無数のアンモナイトが浮遊している幻想イメージを描いてみたものです。
 2006年1月作曲、ト短調、ロンド形式。

 なお、管弦楽組曲≪生命の海≫の3つの楽章では、冒頭のテーマにどれも[C-B-A-G]の下降音列が含まれています[sea bag…海での収穫]。

 この曲の、ジャズ・カルテット版も制作しました。
 【新曲公開コーナー】で試聴できます。

 アンモナイトは、今から4億年ほど前(古生代)に出現し、中生代には海産無脊椎動物で最も繁栄した生き物でしたが、6500万年前の白亜紀末期の大絶滅により、恐竜と同様、滅んでしまったらしいです。絶滅の原因の有力な説として、隕石衝突説があります(松井孝典氏の著作など参照)。巻貝の中には、現在のイカと類似の動物(頭足類)が入って生活していたようです。

 アンモナイト・ファン必見の博物館が、伊豆高原にあります。
 伊豆アンモナイト博物館という、小さな個人博物館です。
 アンモナイトの小宇宙空間と、館長・吉池高行氏の薀蓄が魅力です。

 ※リスナーの声、N.M.様より
「悲しかったとき、<アンモナイトの夜>は、すべてをつつむように、心を慰めてくれました」


作曲・編曲:森 さちや
演奏・録音:森の音楽工房 Musical Artisans

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※ノートパソコンでお聴きの方へ
 普段お使いのヘッドフォンをパソコンに接続してのご試聴をお勧めします
 理由:音質が多少とも改善されます。
  1.音割れがなくなります。
  2.パソコン自体の雑音をカットできます。
  3.音が金属的でなくなります。
  4.低域の音が出るようになります。
 (ただし、3と4についてはヘッドフォンにより効果が異なります)

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