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    新曲公開コーナー  
〜Natural Orchestra by Musical Artisans〜



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※新曲<複相都市の情景>を公開しました。
 [2012年1月31日]

 この「新曲公開コーナー」は、過去1年以内に森さちやが作曲した、新曲のオリジナル作品のうちの4曲を、全曲通して試聴できるページです。

  旋律の、生成・発展・収束の過程をお楽しみ下さい。




複相都市の情景



―Alto Sax & Trumpet & Jazz Band & Orchestra―
(8:35, 約87MB, WAVファイル)

[2012年1月31日公開]

次の作品集≪天地有情≫に収録予定


 2011年の夏(8月〜9月)、私は長野県松本市に長期滞在していました。
 松本市は、松本城や蔵の町並み、民芸家具や人形など、昔ながらのものが大事にされている一方、パルコ周辺や松本市美術館のような現代的なものも、ごく自然に共存している、不思議な魅力のある街です。サイトウキネン・オーケストラの拠点であり、音楽・芸術文化の発信地にもなっています。
 この街を歩くと、私は心地よく共振しているように感じることがあります。
 この<複相都市の情景>は、さまざまな顔を持つ松本市の印象を、管弦楽曲として表現した作品です。滞在中に、少しずつ書き進めていきました。
 私は、余生を松本で送りたいと考えるようになりました。


 アルト・サックスとトランペットが中心となるジャズバンドと、古典派に近い編成のオーケストラが、対等の立場で演奏しあう管弦楽曲です。
 対位法を多用しました。複旋律の絡み合いが聴きどころです(複奏)。
 <浜辺の夕暮れ>、<迷宮のワルツ>と同様、バロック音楽の「合奏協奏曲」※の編成と演奏様式を参考にして、創作しました。
 どうぞお聴き下さい。

 ※<迷宮のワルツ>の解説参照。

 2011年8〜9月作曲。ロンド形式。テーマ部は、変ホ長調とイ長調。
 
楽器編成(コンチェルティーノ):アルト・サックス、トランペット、ピアノ、ベース、ドラムス。
楽器編成(リピエーノ):フルート2、オーボエ、クラリネット2、バスクラリネット、ファゴット、ホルン2、グロッケンシュピール、シロフォン、チューブラベル、ティンパニー、シンバル、ラテン・パーカッション6種、弦楽器群(ヴァイオリンT・U、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)。


浜辺の夕暮れ



―Trumpet & Jazz Band & Orchestra―
(5:44, 約58MB, WAVファイル)

[2011年10月17日公開]

次の作品集≪天地有情≫に収録予定


 タイトル<浜辺の夕暮れ>のイメージを膨らませながら、今年の3月初旬に作曲を始めました。
 その後、東日本大震災に見舞われ、しばらく作曲を中断したら、この曲の続きが書けなくなりました。浜辺のイメージが全く変わってしまったからでしょう。
 しばらく時間を置いて、構想から練り直し、メロディーラインや和声進行や、ソロ楽器の配当もすべて見直して、全面的な書き替えを行いました。
 当初のプランでは、イントロ後に最初からトランペットがソロをとるはずだったのですが、「最初のソロはイングリッシュホルン」という声が心の中から聴こえてきて、それに従って曲調を全面的に変更していったのです。
 哀愁を帯びた曲になりました。
 曲を書きながら、ソロ楽器がすすり泣いているように感じることもありました。


 トランペット協奏曲風の管弦楽曲です。
 編成は、<迷宮のワルツ>、<蜜蜂の戯れ>と同様、管弦楽+ジャズバンドです。
 
その2曲とと同様、バロック音楽の「合奏協奏曲」の編成と演奏様式を参考にして、創作しました。
 どうぞお聴き下さい。

 ※<迷宮のワルツ>の解説参照。

 2011年6〜7月作曲、変ロ長調。
 
楽器編成(コンチェルティーノ):ソロ・トランペット、ピアノ、ヴィブラフォン、ベース、ドラムス。
楽器編成(リピエーノ):フルート2、オーボエ、イングリッシュホルン、クラリネット2、バスクラリネット、ファゴット、ホルン2、シロフォン、チューブラベル、メゾ・ソプラノ、弦楽器群(ヴァイオリンT・U、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)。


迷宮のワルツ



―Clarinet & Jazz Band & Orchestra―
(5:07, 約52MB, WAVファイル)

[2011年8月28日公開]

次の作品集≪天地有情≫に収録予定


 ワルツとは、「異世界へのいざないの舞踏音楽」と考えています。
 この作品は、未知の混沌とした標識のない世界へと足を踏み入れる感触をイメージして作ったワルツです。

 クラリネット協奏曲風の管弦楽曲です。
 編成は、<蜜蜂の戯れ>と同様、管弦楽+ジャズバンドです。
 
 途中から、クラリネットがジャズバンドをバックに演奏を始めます。そして、オーケストラとジャズバンドとの対比的演奏を背景に、クラリネットが自在に活躍します。
 オーケストラとジャズバンドでは、楽器編成や規模が異なるだけでなく、ビート感覚も違うため、クラシック音楽調から一転してジャズへ、またクラシック調へ、と曲想が何度か転じます。この演奏様式の「対比」が、聴き所のひとつです。
 
 この曲も、<蜜蜂の戯れ>と同様、バロック音楽の「合奏協奏曲」※の編成と演奏様式を参考にして、創作しました。

「合奏協奏曲(=concerto grosso)」とは、独奏楽器<群>を、オーケストラ全体と対置させた協奏曲のことです。独奏楽器<群>は、コンチェルティーノといい、たとえば、ヴァイオリンとフルートとチェロとチェンバロで構成されたりします。一方のオーケストラは、リピエーノといい、弦楽合奏、または弦楽合奏プラス管楽器群という構成です。
 コレッリやヘンデルの合奏協奏曲が代表例で、バロック時代の協奏曲の最も重要な様式です。2つのグループが対等の立場で演奏し、音量や音色の対比や、フレーズの掛け合いなどによって、劇的な効果が生み出されます。

 そしてこの<迷宮のワルツ>では、合奏協奏曲のコンチェルティーノの部分に、[Clarinet+Jazz Band]を代入した編成を採用しています。ジャズバンドはカルテットで、かつてのMJQ(モダンジャズカルテット)と同じ、[Piano+Vibraphone+Bass+Drums]の構成としました。
 したがってこのワルツは、バロック音楽の「合奏協奏曲」の現代版、を目指した曲なのです。
 どうぞお楽しみ下さい。
 
 2011年2月作曲、7月改訂、変ホ長調。複合3部形式です。
 
楽器編成(コンチェルティーノ):ソロ・クラリネット、ピアノ、ヴィブラフォン、ベース、ドラムス。
楽器編成(リピエーノ):フルート、オーボエ、イングリッシュホルン、バスクラリネット、ファゴット、ホルン2、シロフォン、チューブラベル、ティンパニー、シンバル、弦楽器群(ヴァイオリンT・U、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)。


 大震災以降、精神的余裕がなく、音楽活動を中断していましたが、6月の半ば頃から、作曲と音楽制作ともに、少しずつ再開しました。
 
 3/11以前とは、若干曲の色合いが変化したのを自分で感じています。
 意図的にそうしているわけではないのですが、曲を作っていると、おのずと、曲の中に翳りが入り込んでくるようになりました。
 
この<迷宮のワルツ>の譜面は、3月以前に初稿が完成していたのですが、7月に違和感のある個所を手直しして、音楽演奏にしました。
 タイトルは、作曲開始当時の1月に決まっていました。
 
 このホームページ『森の音楽工房』については、3月以降、ほったらかしになっていましたが、今後、手を入れ、新曲公開を継続する予定でいます。


アンモナイトの追想



―Jazz Quartet―
(4:48, 約48MB, WAVファイル)

[2011年2月26日公開]

次の作品集≪天地有情≫に収録予定


 数億年ほど前の古生代や中生代の海で繁栄し、白亜紀末、恐竜たちとともに絶滅してしまった、造形の美しい化石生物、アンモナイトにささげるバラードです。
 編成は、Vibraphone, Piano, Bass, Drums の四重奏で、かつてのMJQ(モダン・ジャズ・カルテット)と同じ編成です。
 私は、MJQのジャズバラードの<フォンテッサ>や<ジャンゴ>を愛聴していました。
 この編成でのバラードを作ってみたいと、常々考えていたのです。


 この曲は、自作のオーケストラ曲<アンモナイトの夜>が原曲です。
 オーケストラ版は、【常設曲ギャラリーA】で試聴できます。
 2011年1月編曲、ト短調。
 
※アンモナイト・ファン必見の博物館が、伊豆高原にあります。
 伊豆アンモナイト博物館という、小さな個人博物館です。
 アンモナイトの小宇宙空間と、館長・吉池高行氏の薀蓄が魅力です。


作曲・編曲:森 さちや
演奏・録音:森の音楽工房 Musical Artisans

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※ノートパソコンでお聴きの方へ
 普段お使いのヘッドフォンをパソコンに接続してのご試聴をお勧めします
 理由:音質が多少とも改善されます。
  1.音割れがなくなります。
  2.パソコン自体の雑音をカットできます。
  3.音が金属的でなくなります。
  4.低域の音が出るようになります。
 (ただし、3と4についてはヘッドフォンにより効果が異なります)

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